ETCの概要

ETCの生まれた背景

有料道路の整備とともに発展したクルマ社会は、行動範囲を飛躍的に広めるとともに日々の暮らしを豊かに、そしてさまざまに彩りました。しかしその一方で、便利な有料道路に集中したクルマが引き起こす渋滞は、年を追って深刻さを増していきました。渋滞は道路の飽和状態から引き起こされるわけですから流量が増えれば解消します。そのために道路の拡幅工事などが積極的に進められ渋滞解消に努めたのですが、そうした対応だけでは限界に達し、有料道路の抜本的なシステム改革が必要となったのです。そして立ち上がったプロジェクト、それがETCです。
ETC=Electronic Toll Collection System

渋滞の原因とETCへの期待

有料道路の渋滞箇所を調べたところ、もっとも渋滞する場所は料金所であることが分かりました。その料金所部の渋滞は、もちろん支払いのための一時停車が原因です。ですからスムーズに料金所を通過できるシステムが生まれれば、渋滞要因を取り除くことができます。
そうした背景から開発の始まったETCは、平成5年の研究着手から約10年を経て、ほぼ全国の有料道路で使用できるまでに成長をとげました。なお調査によると、全国の高速道路の本線料金所では、ETC利用の増加に伴い、渋滞発生回数、渋滞箇所ともに大幅に減少しています。

ETCならスイ~っと通過

クルマに取り付けた車載器と料金所のアンテナが無線で交信することで、クルマは料金所をスムーズ(通過時の速度は約20km/h以下)で通過することができます。通行料金はクレジットカードの機能を利用した後払いでのお支払いになります。

ETCでイライラ解消、イロイロ貢献

料金所渋滞の解消は、ドライバーのイライラを取り除くだけでなく、さまざまな効果をもたらします。例えば有料道路の入口や出口でストップ&ゴーを繰りかえさないため、クルマの燃費を向上させます。その結果として料金所周辺の騒音や排気ガスの軽減にも役立ちます。さらに排気ガス(CO2)の軽減は地球温暖化の抑止にも直結します。渋滞によるイライラを解消するETCは、社会や地球にさまざまに貢献するシステムでもあるのです。