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よくある質問

ETC全般について

ETCとはなんですか。

ETCとは、有料道路における自動料金支払いシステムです。料金所ゲートに設置したアンテナとクルマに搭載した車載器との間で、無線で情報を交信し、料金を支払うシステムです。ETC搭載車両は料金所をスムーズに通過することができます。

どういう背景があって導入されたのですか。

東/中/西日本高速道路株式会社が有料道路の渋滞発生場所を調べたところ、料金所が第1位で30%もありました。この料金所渋滞を緩和・解消するための方法として、料金所の拡幅工事などを伴わないETCが着目され制度化が進められました。

どのような効果があるのですか。

  • 1.キャッシュレス社会にあった便利なシステムで、現金などを用意する必要がありません。
  • 2.料金所をスムーズに通過できますから、料金所での一時停止がなくなり、渋滞の解消に役立ちます。
  • 3.料金所付近での発進・停止の繰り返しがなくなり、排気ガスや騒音の発生が削減されます。結果として沿道の環境が改善されます。

料金は、どうやって支払うのですか。

クレジットカード会社や高速道路会社等が発行するETCカードを、ETC車載器に挿入してETCを利用することで、無線で交信した通行情報(料金情報)を元に、ETCカードの発行会社から利用者に請求されます。

ETCは何の略ですか。

ETCは、Electronic Toll Collection Systemの略です。直訳するなら「電子式料金自動収受システム」となります。

ETCは、どこの有料道路でも利用できるようになるのですか。

ETCシステムは、日本全国共通の仕様としてシステム構築されています。すでに導入済みの道路はもちろん、将来的に導入する道路もすべて同じシステムが導入されますので、ETCカードやETC車載器を使い分ける必要はありません。

海外での導入事例はありますか。

日本のETCと類似する方式だけではなく異なる方式も含めると、ETCの導入国・地域は60カ国に達しており、世界で高速道路等の料金支払い自動化は広がっています。また、各国の事情を踏まえてその方式や手段も多様化しています。

ETC2.0とはなんですか。

従来、ITSスポットサービスと言われていたもので、全国の高速道路に設置されたITSスポットとの高速・大容量(ETCの4倍)、双方向通信で、世界初の路車協調システムによる運転支援サービスを受けることができます。また、交通が特定の時間や場所に集中するのを減らしたり、事故を未然に防いだり、道路の劣化を緩和することなど「賢い使い方」が可能になります。 今後、ITSスポットを通して収集される経路情報を活用した新たなサービスの提供が可能となり、例えば、高速道路で渋滞を迂回するルートを走行したドライバーを優遇する措置などを検討中です。

どこでサービスが受けられるの?

全国の高速道路上での広域な渋滞情報をはじめ、前方の落下物やカーブ先の見えない渋滞等の情報を、音声や画像でドライバーへ提供することで注意を喚起するサービスも行われています。
なお、サービス提供箇所については、国土交通省のHP「全国のETC2.0路側機設置箇所」新しいウインドウが開きますをご覧ください。

ETC2.0とVICSとの違いって何?

従来のVICSと比べてETC2.0が大きく異なる点は、高速・大容量通信を用いることで、これまでより広範囲の渋滞情報を取得できるところです。従来のFM多重方法によるVICS情報は都道府県単位での渋滞情報提供を基本としていましたが、ETC2.0路側機が設置されたITSスポットでは、FM多重方式によるVICS情報よりも広範囲(約1,000km)の渋滞情報提供が可能となりました。このためETC2.0を利用することで、目的地までの所要時間が短い最適ルートを選べるようになります。
また、従来のVICSサービスでは、渋滞情報以外には、文字と簡易型図形のみの提供でしたが、ETC2.0では静止画像の提供も可能となり、静止画提供箇所では、前方の渋滞状況、気象状況等を静止画でも確認できるようになりました。

従来のVICSビーコン(電波ビーコン)とどう違うのですか。

従来のVICSビーコン(電波ビーコン)と比べてETC2.0路側機が設置されたITSスポットでは格段に多い情報量のデータが提供されます。このため、従来のVICSビーコン(電波ビーコン)で提供されていた道路交通情報の範囲(道路延長で最大200km)を超え拡大に広範囲(道路延長で最大約1,000km)の情報が提供されます。加えて、安全運転支援情報(前方の注意情報等)も提供され、その一部は静止画での情報提供が行われています。
(従来のVICSビーコン(電波ビーコン)での情報提供は2022年3月31日をもって終了しました。)

セキュリティ面はどうなっていますか。

車載器と路側システム間のETC2.0サービスでの情報のやりとりは、高度なセキュリティー(DSRC-SPF)により保護されており、安心してETC2.0サービスをご利用いただけます。

アップリンクって何ですか。

アップリンクとは、車側から道路側に情報を受け渡すことをいいます。アップリンクにより、より精度の高い道路交通情報を生成し、ドライバーの方々に情報提供したり、交通事故の削減や道路渋滞の緩和など環境負荷低減の取り組みが期待されています。

プローブ情報の取得はプライバシー侵害では?

プローブ情報から車両または個人を特定することはできません。プローブ情報とは、ETC2.0対応カーナビゲーションに記録された走行位置の履歴などの情報で、道路管理者が管理するITSスポットと無線通信を行うことによりETC2.0対応カーナビゲーションから収集される情報です。ETC2.0対応カーナビゲーションの設定により、プローブ情報アップリンクの可否を選択できます。選択方法はETC2.0対応カーナビゲーションの取扱説明書をご覧ください。

どうして走行経路を把握する必要があるの?

ETC2.0サービスでは、それまでの情報提供サービスに加えて、新たに渋滞を迂回する走行をした場合に、優遇するサービスが検討されています。
この新しいサービスを利用するためには、お客様がどのルートを走行したかその走行経路を確認できることが必須となります。
そのためETC2.0セットアップでは、お客様の車載器の走行経路の情報(車載器ID付プローブ情報)の提供にご了解いただくことになっています。
走行経路情報の提供を了解していただけない場合は、検討されている渋滞迂回経路走行時の割引サービスなど走行履歴情報を活用した新しいサービスはご利用できません。

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