よくある質問
ETC2.0について
ETC2.0とはなんですか。
ETC2.0とは、有料道路等における料金収受機能に加え、全国の高速道路に設置されたITSスポットにおいて、高速かつ大容量(従来のETCの約4倍)の双方向通信を行うことにより、さまざまな情報提供や、事前に同意を得た利用者のプローブデータ(経路履歴情報)の収集等を行うサービスです。
情報提供サービスでは、高速道路の広域的な渋滞情報のほか、前方の落下物やカーブの先の見えない渋滞等に関する注意情報を、カーナビ画面へ各種アイコンの表示や音声により提供しています。また、前方の交通状況や積雪等による路面状況を静止画で提供するなど、各種の安全運転支援サービスが提供されています。
さらに、ETC2.0の特性を活用し、高速道路の都心部における渋滞緩和を目的としたETC2.0搭載車両を対象とした高速道路料金の割引施策が実施されており、圏央道等および東海環状自動車道では、通行料金が約20%割引となります。
このほか、高速道路の休憩施設不足の解消を目的とした社会実験が全国29か所の道の駅で実施されており、ETC2.0搭載車両が指定の料金所から高速道路を退出し、対象となる道の駅に立ち寄って休憩した後、2時間以内に同一の料金所から同方向へ再流入した場合には、高速道路を下りずに利用した場合と同じ通行料金が適用されます。
また、収集されたプローブデータ(経路履歴情報)は、渋滞対策や危険箇所の安全対策、災害時の支援、物流の効率化などに活用され、道路政策の推進に役立てられています。
ETC2.0はどこでサービスが受けられるの?
全国の高速道路上にて、広範囲の渋滞情報の提供に加えて、前方の落下物やカーブ先の見えない渋滞等の情報を音声やアイコン画像を使用して注意喚起するサービスも行われています。また、高速道路の進行方向前方のSAPA満空情報等の情報提供も行われています。
なお、高速道路上のサービス提供箇所については、国土交通省のHP「全国のETC2.0路側機設置箇所」をご覧ください。
ETC2.0とVICSとの違いって何?
従来のVICSと比較した場合のETC2.0の大きな特徴は、高速かつ大容量の通信を使用していることにより、より広範囲の渋滞情報が取得できる点にあります。従来、FM多重によるVICS情報は、主に都道府県単位での渋滞情報の提供を基本としていました。ETC2.0路側機が設置されているITSスポットにおいてはこれを上回る広範囲(道路延長で最大約1,000km)の渋滞情報の提供が可能となっています。このためETC2.0を利用することで、カーナビゲーションは広範囲の情報を利用して、目的地までの所要時間が短い最適ルートを選べるようになります。
また、従来のVICSサービスでは、渋滞情報以外については、文字情報および簡易図形による情報提供に限られていましたが、ETC2.0では静止画像による情報提供が可能となりました。静止画の提供箇所においては、前方の渋滞状況や気象状況等を静止画により確認することができます。
ITSスポットは従来のVICSビーコンとどう違うのですか。
従来のVICSビーコン(電波ビーコン)と比較するとETC2.0路側機が設置されているITSスポットでは、格段に多い情報量のデータの提供が可能です。これにより、従来のVICSビーコン(電波ビーコン)で提供されていた道路交通情報の範囲(道路延長で最大200km)を超え、道路延長で最大1,000kmまで拡大した広範囲の情報提供が行われています。
また、前方の注意情報などの安全運転支援サービスも提供されており、その一部は静止画による情報提供が行われています。
(従来のVICSビーコン(電波ビーコン)での情報提供は2022年3月31日をもって終了しました。)
ETC2.0のセキュリティ面はどうなっていますか。
ETC2.0車載器とETC2.0路側機の間で行われるETC2.0サービスの情報のやりとりは、高度なセキュリティ技術(DSRC-SPF)によって保護されています。そのため、利用者は安心してETC2.0サービスを利用することができます。
アップリンクって何ですか。
アップリンクとは、ETC2.0車載器からETC2.0路側機に対して、プローブデータとして蓄積された経路履歴情報を送信することをいいます。多数の車両からアップリンクにより送信されたプローブデータ(経路履歴情報)はセンターシステムに集約され、精度の高い道路交通情報の作成に活用されています。これらの情報はドライバーへの交通情報として提供されるほか、ビックデータとして、交通事故の削減や交通渋滞の緩和など、環境負荷低減の取組みに活用されています。
プローブデータの取得はプライバシー侵害では?
プローブデータには車両または個人を特定する情報は含まれていません。プローブデータとは、ETC2.0カーナビやETC2.0発話型車載器に記録された経路履歴情報で、道路管理者が管理するITSスポットと無線通信を行うことにより収集される情報です。ETC2.0対応カーナビは設定により、プローブデータアップリンクの可否を選択できます。選択方法はETC2.0対応カーナビの取扱説明書をご覧ください。
ETC2.0の情報提供サービスを受けるのに通信料金などはかかりますか。
ETC2.0に対応するカーナビと車載器の購入・設置・セットアップを行えば、その後は通信料などの利用料金は不要です。
二輪車もETC2.0を利用できますか。
二輪車ETC2.0車載器も市販されており、二輪車でもETC2.0のご利用が可能です。
ETCカードは持っています。ETC2.0サービスを利用する場合は、あらたにカードが必要ですか。
必要ありません。ETC2.0サービスをご利用の場合も、お手持ちのETCカードでご利用いただけます。
セットアップとは何ですか。
車種により料金体系が異なる有料道路において、適切な課金を行うことやETC2.0サービスを利用できるようにするため、車検証に記載されている車両情報を車載器に登録し、車載器を利用可能な状態とする対応です。
なお、車載器に登録されるのは車両に関する情報のみであり、所有者や使用者などの個人情報は登録されません。
ETC車載器とETC2.0対応車載器の違いって何?
ETC車載器は、主として有料道路通行料金の支払いを行うETCシステムに使用される車載器です。
ETC2.0対応車載器は、ETC車載器の機能に加えて、ITSスポットにて提供される安全運転支援サービスや、一部の高速道路におけるETC2.0搭載車両向けの割引き等に対応する車載器です。また、特殊車両通行確認制度や運行管理支援サービスを利用する場合には、ETC2.0車載器が必要となります。
車載器メーカーのパンフレットには、「ETC2.0対応」「DSRC対応」、「ITSスポット対応」、「ITSスポットサービス対応」とか書いてあるけれど、何か違うの?
これらの車載器に違いはありません。ETC2.0セットアップを行うことで、ITSスポットでのETC2.0サービスやETC2.0搭載車両を対象とした割引等のサービスを受けることが可能です。
どうやって取付けるの?(自分で付けていいの?)
ETC2.0対応車載器は、単体で動作する発話型とカーナビ連動して動作するカーナビ連動型があります。
これらの車載器については、ご自身で取付けることも可能ですが、事前に車内に他のETC車載器やETC2.0対応車載器が設置されていないことを確認する必要があります。(1台の車両に複数の車載器を取付け動作させると、誤動作を起こしますので絶対に止めてください。)また、車載器は取付けただけでは使用できず、使用するためにはセットアップが必要です。セットアップは登録されたセットアップ店でのみ実施可能となっています。これらの理由から、車載器についてはセットアップが可能な専門店での取付けをお勧めします。
カーナビ連動型のETC2.0対応車載器の場合は、カーナビ本体と車載器の双方の取付けが必要です。専門知識があればご自身での取付けも可能ですが、車両からの各種信号をナビに接続する必要もあり、確実な動作と安全性を考慮すると、専門店での施工をお勧めします。
※二輪車用のETC車載器/ETC2.0車載器につきましては、安全確保の観点から車載器の取付けは、車載器メーカーと取引契約のある二輪販売店で必ず行ってください。
ナビがないとETC2.0サービスは受けられないの?
ナビ(ETC2.0対応カーナビゲーション)がない場合でも、ETC2.0発話型車載器を使用すれば、ETC2.0サービスを音声で受けることができます。ただし、画像表示には対応していません。
一方で、ETC2.0対応カーナビゲーションにナビ連動型ETC2.0対応車載器を接続した場合は、ITSスポットで受信した様々な情報を、接続したカーナビ上で音声や画像として再生/表示することができます。なお、これらのサービスに関する通信費用はかかりません。
従来のDSRCセットアップとETC2.0セットアップの違いは?
ETC2.0セットアップを行うことで、お客様の車載器の走行経路情報(車載器のID付プローブ情報)をITSスポットを通じて収集できるようにします。
2015年6月以前にDSRCセットアップが行われた車載器で利用できるのは情報提供サービスまでで、検討中の経路情報を活用した料金割引等の新サービスを利用するためには、ETC2.0セットアップで再セットアップする必要があります。
【車載器のID付プローブ情報とは】
※お客様が使っている車載器とそこにセットアップされている車両情報(車両ナンバー、型式等)、ならびに走行経路です。
※お客様の氏名、住所等の個人情報は入っていません。
※車両ナンバーの一連の番号(例)「品川 500 あ 1234」の「1234」)含まれません。
※出発地と到着地の情報は収集されません。
※情報収集する道路会社は、収集した情報の安全な管理に努め、渋滞等を迂回する経路を走行したドライバーを優遇する等の目的以外で使用しないこととされています。