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よくある質問

ETC2.0について

ETC2.0とはなんですか。

従来、ITSスポットサービスと言われていたもので、全国の高速道路に設置されたITSスポットとの高速・大容量(ETCの4倍)、双方向通信で、世界初の路車協調システムによる運転支援サービスを受けることができます。また、交通が特定の時間や場所に集中するのを減らしたり、事故を未然に防いだり、道路の劣化を緩和することなど「賢い使い方」が可能になります。
今後、ITSスポットを通して収集される経路情報を活用した新たなサービスの提供が可能となり、例えば、高速道路で渋滞を迂回するルートを走行したドライバーを優遇する措置などを検討中です。

ETC2.0はどこでサービスが受けられるの?

全国の高速道路上での広域な渋滞情報をはじめ、前方の落下物やカーブ先の見えない渋滞等の情報を、音声や画像でドライバーへ提供することで注意を喚起するサービスも行われています。
なお、サービス提供箇所については、国土交通省のHP「全国のETC2.0路側機設置箇所」新しいウインドウが開きますをご覧ください。

ETC2.0とVICSとの違いって何?

従来のVICSと比べてETC2.0が大きく異なる点は、高速・大容量通信を用いることで、これまでより広範囲の渋滞情報を取得できるところです。従来のFM多重方法によるVICS情報は都道府県単位での渋滞情報提供を基本としていましたが、ETC2.0路側機が設置されたITSスポットでは、FM多重方式によるVICS情報よりも広範囲(約1,000km)の渋滞情報提供が可能となりました。このためETC2.0を利用することで、目的地までの所要時間が短い最適ルートを選べるようになります。
また、従来のVICSサービスでは、渋滞情報以外には、文字と簡易型図形のみの提供でしたが、ETC2.0では静止画像の提供も可能となり、静止画提供箇所では、前方の渋滞状況、気象状況等を静止画でも確認できるようになりました。

ITSスポットは従来のVICSビーコンとどう違うのですか。

従来のVICSビーコン(電波ビーコン)と比べてETC2.0路側機が設置されたITSスポットでは格段に多い情報量のデータが提供されます。このため、従来のVICSビーコン(電波ビーコン)で提供されていた道路交通情報の範囲(道路延長で最大200km)を超え拡大に広範囲(道路延長で最大約1,000km)の情報が提供されます。加えて、安全運転支援情報(前方の注意情報等)も提供され、その一部は静止画での情報提供が行われています。
(従来のVICSビーコン(電波ビーコン)での情報提供は2022年3月31日をもって終了しました。)

ETC2.0のセキュリティ面はどうなっていますか。

車載器と路側システム間のETC2.0サービスでの情報のやりとりは、高度なセキュリティー(DSRC-SPF)により保護されており、安心してETC2.0サービスをご利用いただけます。

アップリンクって何ですか。

アップリンクとは、車側から道路側に情報を受け渡すことをいいます。アップリンクにより、より精度の高い道路交通情報を生成し、ドライバーの方々に情報提供したり、交通事故の削減や道路渋滞の緩和など環境負荷低減の取り組みが期待されています。

プローブ情報の取得はプライバシー侵害では?

プローブ情報から車両または個人を特定することはできません。プローブ情報とは、ETC2.0対応カーナビゲーションに記録された走行位置の履歴などの情報で、道路管理者が管理するITSスポットと無線通信を行うことによりETC2.0対応カーナビゲーションから収集される情報です。ETC2.0対応カーナビゲーションの設定により、プローブ情報アップリンクの可否を選択できます。選択方法はETC2.0対応カーナビゲーションの取扱説明書をご覧ください。

どうして走行経路を把握する必要があるの?

ETC2.0サービスでは、それまでの情報提供サービスに加えて、新たに渋滞を迂回する走行をした場合に、優遇するサービスが検討されています。
この新しいサービスを利用するためには、お客様がどのルートを走行したかその走行経路を確認できることが必須となります。
そのためETC2.0セットアップでは、お客様の車載器の走行経路の情報(車載器ID付プローブ情報)の提供にご了解いただくことになっています。
走行経路情報の提供を了解していただけない場合は、検討されている渋滞迂回経路走行時の割引サービスなど走行履歴情報を活用した新しいサービスはご利用できません。

ETC2.0の情報提供サービスを受けるのに通信料金などはかかりますか。

対応するカーナビと車載器の購入・設置・セットアップをすれば、その後は通信料などの利用料金はかかりません。

二輪車もETC2.0を利用できますか。

平成28年7月1日より、二輪車ETC2.0車載器が市販され、二輪車でもETC2.0のご利用が可能となりました。二輪車ETC2.0車載器につきましては、こちらをご覧下さい。

ETCカードは持っています。ETC2.0サービスを利用する場合は、あらたにカードが必要ですか。

必要ありません。現在、ETC2.0サービスでは新たなカードを必要とするサービスは行っていません。
ETCサービスをご利用の場合は、お手持ちのETCカードでご利用いただけます。

セットアップとは何ですか。

車種により異なる料金体系をもつ有料道路を通行する際に課金ミスなどを起こさないために、またETC2.0サービスを利用するために必要な車両情報等を車載器に登録し、車載器を利用可能にする作業のことです。具体的には車検証に記載されている車両情報が入ります。

  • 車載器には個人を特定する情報を書き込みません。

ETC車載器とETC2.0対応車載器の違いって何?

ETC車載器は、主に有料道路の通行料金の“収受”⇒“支払”システムに用いられていますが、ETC2.0対応車載器は、ETC機能をあわせ持ち、ITSスポットでサービスを受ける機能を持つ車載器です。

車載器メーカーのパンフレットには、「ETC2.0対応」「DSRC対応」、「ITSスポット対応」、「ITSスポットサービス対応」とか書いてあるけれど、何か違うの?

違いはありません。いずれもDSRC通信を行い、ITSスポットでETC2.0サービスを受けることができる車載器のことです。

どうやって取付けるの?(自分で付けていいの?)

ETC2.0対応車載器は、単体で動く発話型車載器とカーナビゲーションと連動して動くナビ連動型車載器があります。車載器だけでしたら、ご自分で取り付けることも出来ますが、車内にETCや他のETC2.0対応車載器が無いことを確認する必要があります。また、ETC2.0対応車載器は取り付けただけでは、動きません。セットアップが必要になります。セットアップは登録されたセットアップ店でないと出来ません。この様なことから、セットアップの出来る専門店での取り付けをお勧めします。ETC2.0対応カーナビゲーション連動型のETC2.0対応車載器は、ナビと車載器の取り付けが必要になります。ナビの取り付けは、専門的な知識があれば、取り付けることは可能ですが、車輌情報の信号をナビに取り込む場合もあり、確実な取り付を考えた場合、専門店で取り付けられることをお勧めします。

  • 二輪車ETC車載器の場合は安全確保の観点から、車載器の取付は車載器メーカーと取引契約のある取付・販売店で必ず行ってください。

ナビがないとETC2.0サービスは受けられないの?

ナビ(ETC2.0対応カーナビゲーション)がない場合でも、発話型ETC2.0対応車載器でETC2.0サービスを“音声で”受けることが出来ます。ただ、画像表示はありません。ETC2.0対応カーナビゲーションにカーナビゲーション連動型ETC2.0対応車載器を接続した場合は、ITSスポットで受信した様々な情報を、接続したカーナビゲーションで音声や画像に再生/表示することができます。尚、当該サービスに係る通信費用はかかりません。

従来のDSRCセットアップとETC2.0セットアップの違いは?

ETC2.0セットアップでは新しくお客様の車載器の走行経路情報(車載器ID付プローブ情報)がITSスポットを通じて収集できるようにします。これはETC2.0を使って、走行経路を把握して料金割引などを実施するためのものです。

2015年6月以前のDSRCセットアップされた車載器で利用できるのは情報提供サービスまでで、検討中の経路情報を活用した料金割引等の新サービスを利用するためには、ETC2.0セットアップで再セットアップする必要があります。

【車載器ID付プローブ情報とは】

  • お客様が使っている車載器とそこにセットアップされている車両情報(車両ナンバー、型式等)、ならびに走行経路です。
  • お客様の氏名、住所等の個人情報は入っていません。
  • 車両ナンバーの一連の番号(例)「品川 500 あ 1234」の「1234」)含まれません。
  • 出発地と到着地の情報は収集されません。
  • 情報収集する道路会社は、収集した情報の安全な管理に努め、ETC2.0の経路優遇サービス等の目的以外で使用しないこととされています。

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