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広がるETC

古くは山岳修験道の道場として栄えた大山寺は、今でもパワースポットとして人気のお寺。参道には宿屋や無料の足湯、蕎麦屋などが立ち並び、参拝に訪れた人を楽しませてくれます。土産物店やスイーツショップなど、レトロモダンでオシャレなお店もあり、多くの人で賑わう、歩いているだけでも楽しい通りです。

山岳信仰の対象であり、修験の山として知られる「霊山・大山」の中腹にある大山寺。石段を登った先には、美しい木々に囲まれた本堂が姿を表します。御本尊は地蔵菩薩で、本堂は昭和26年に再建されたもの。本堂の近くには、「一つの願いだけを心に念じて撫でると願いを叶えてもらえる」という「宝牛」があり、パワースポットとしても人気です。

大山寺参道入口にある「大山自然歴史館」。信仰の山・大山のなりたちや自然環境、そこに暮らす動物たちの生態、また大山寺地域の歴史などを、わかりやすく学ぶことができます。また、大山エリア散策の情報についての案内もあります。入場無料なので、大山寺の参拝前後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか？

「五感で感じる山の上の楽園」大山ガーデンプレイス。生産特産品販売所「マルシェきしもと」には、地元の野菜や果物、ハーブティーやジャム、コーヒーなど地元で作った食品、手作り品や地域の特産品が並びます。観光客はもちろん、地元の人も多く訪れる人気スポット。特にとれたての野菜は午後には売り切れる商品もあるので、早目に訪れたほうがいいかも！ドライブ中のおやつも、ここで購入することができます。

大山ガーデンプレイス内にあるレストランが、「郷の鮨 たむら」。山の中でお寿司？とちょっと驚きますが、大山は境港など漁港が近く、海鮮が人気のお店もあるのです。しかも「郷の鮨 たむら」は、新鮮な地魚がリーズナブルな価格でいただけるとあって、口コミで話題に。昼時は行列ができる人気店。地魚十貫盛り合わせの「紫苑」は、ネタは日によって変わりますが、この日はヨコワ（クロマグロの別名）、ノドグロ、カワハギ、ヒラマサなど、どれも地元ならではのネタばかり。魚のアラを使ったお吸い物も、旨味が染み渡るしみじみとした味です。大山を眺めながら地魚を頬張る、幸せなひとときを過ごしてみませんか？

大山のふもとにある、広々とした牧場。名物は、生乳たっぷりのソフトクリームで1日4500本も売り上げるという名物グルメです。クリーミーな口どけと濃厚な味わいは、まさに絶品。園内のレストランでは、牛乳やバター、生クリームをふんだんに使ったメニューがいただけます。使用している野菜やお肉も鳥取県産にこだわりました。ショップでは乳製品やスイーツ、オリジナルグッズなどを販売。お腹いっぱいになった後は、お土産をチェック！

植田正治は、世界で最も注目された日本人写真家のひとり。山陰地方の海や鳥取砂丘を背景に、写真にシュールレアリスムを取り入れた作風で、日本のみならずフランスやアメリカなど、世界的な人気を博しています。ミュージシャンの福山雅治さんが師事していることでも話題になりました。
その植田正治が愛した故郷の山、大山を一望できる地に、1995年に建てられた美術館。建築家・高松伸氏の設計で、館内からは水面に映る「逆さ大山」を見ることができます。まるでモノクローム写真の世界に入り込んだかのような静謐な館内で、心静かに写真と景色を楽しんでみませんか。
12月下旬から2月までは冬期休館となりますので、ご注意ください。

鳥取県には、たくさんの窯元があります。大正時代に焼かれていた大山焼を昭和45年に再興した「大山焼 久古窯（くごがま）」は、深みのある落ち着いた雰囲気の、素朴さとモダンさを融合させた焼き物を制作しています。スマートインターチェンジを出てすぐの工房では、作品の購入だけでなく、陶芸体験もできます（事前申し込みが必要）。旅の記念に、自分だけのオリジナル作品を作るのも楽しいかもしれませんね！

掲載内容は、取材時点（2022年11月）の情報です。お出かけになる前は、最新の情報をご確認ください。