使える・
広がるETC

鎌倉時代から海外貿易が盛んに行われていた熊本県南部（肥後・川尻）には、昔の面影があちこちに残っています。長い歴史の中で継承されてきた工芸品を展示・販売しているのが、くまもと工芸会館。エントランスには、からくり人形「おばけの金太」が飾られています。加藤清正公の家来で、人を笑わせるのが上手だった金太という足軽をモデルにした工芸品で、ヒモを引っ張ると目が裏返り舌が飛び出す仕掛け付き。ユーモラスな表情に、思わずビックリします。

館内には、陶芸品や郷土玩具など熊本県を代表する工芸品がズラリ。工房エリアでは川尻刃物や肥後象がん、機織りなどの実演が行われており、体験講座も開催されています（※体験できる講座・内容は日によって異なります）。講座への参加は予約をした方が確実ですが、席が空いていればその場で申し込んでもOK。品物だけでなく、経験もまた良いお土産になるかもしれません。

国指定史跡「塚原古墳群」中心に整備された塚原古墳公園。芝が植えられた広い敷地に、500基ほどの古墳や方形周溝墓があり、古墳の上に登ったり、一部の古墳は内部が観察できるようになっています。
遊具コーナーには、沈没船をイメージした大型アスレチックや滑り台などがあり、子どもたちに大人気。園内の一角では、春には桜、秋にはコスモスが楽しめます。

公園の入口にある塚原歴史民俗資料館には、出土した土器や考古・歴史・民俗資料を約6000点収蔵・展示。実際に使用されていた石棺やたくさんの出土品を間近に見ると、塚原古墳群がいかに大規模であったのかということを、改めて実感できます。

平安時代末期に平清盛の子である平重盛が勧請したことがはじまりとされている、由緒ある神社。丹塗りで茅葺屋根の楼門は室町時代に宇土城主名和氏が建てたもので、別名「釘無し門」とも呼ばれています。明治40年に最初の国宝指定を受け、現在は国指定の重要文化財となっている、見事な建築です。

地元産の野菜や果物、米、肉、魚などの生鮮食品のほか、地元食材を使ったお惣菜やお弁当が広々とした店内にズラリと並ぶ宇城彩館。立ち寄った観光客のお土産だけでなく、地元民の食卓も支えています。野菜売り場で目を引いたのが、山盛りのショウガ。熊本県は全国ベスト3に入るほど、ショウガの生産が盛んです。また鮮魚コーナーには、新鮮な魚がいっぱい！中でもコノシロは宇城市で最も漁獲量が多く、付近一帯を「コノシロ街道」と称して盛り上げています。隣接する情報・休憩コーナーには、道路と観光の総合案内所があり、ドライブルートの相談にも気軽に応じてくれます。テーブルと座敷の休憩スペースでは、購入したお弁当を食べることも可能。

熊本と言ったら、やっぱり馬肉！馬肉を甘辛く煮た「うまめし」は、牛肉とは違う野性的な風味が楽しめます。ピカピカのアジや、コノシロをまるごと1匹使ったお寿司は、新鮮で美味しい上にとってもリーズナブルな価格。特産物を使ったドリンク類も充実しています。
そして大人気なのが、地元食材を使ったジェラート。サッパリした味わいの「ショウガ」と、温州みかんの20～100倍の栄養成分があると言われる「のうろく」がベストマッチ！

古保山リゾートは、山道を登っていくとふいに現れる、まさに隠れ家のような日帰り温泉施設です。バリ島をイメージさせる施設内には、大浴場のほか、時間制で貸し切れる家族風呂が計10室。和風、洋風、バリ風の浴室があり、シックで落ち着く雰囲気です。

さらに広々としたリビングルーム付きの特別室（要予約）も2室あり、家族やカップル、グループでの利用がオススメ。マッサージサロンとレストランが併設されているので、1日中のんびり寛いで過ごせます。